国際機関就職のためのキャリアガイダンス開催

平成30年2月7日
 モントリオールの大学に在籍する日本人学生を対象にした国際機関就職のためのキャリアガイダンスを,ICAO日本政府代表部と在モントリオール総領事館と共同で1月30日に開催しました。日本各地の大学から交換留学で当地に来ている学生さんはもちろん,幼少からずっとカナダで教育を受けてきた学生さんもおり,それぞれ専攻もさまざまな国際機関就職に関心を持つ参加者が,会場の在モントリオール総領事館に集いました。
   当日は倉光在モントリオール総領事による挨拶に続き,35歳以下の将来的に国際機関で正規職員として勤務することを志望する若手日本人を対象に,外務省が派遣にかかる経費を負担して一定期間(原則2年間)各国際機関で職員として勤務経験を積み,国際機関の正規職員となるための支援を提供するJPO(Junior Professional Officer)制度をはじめ,国際機関就職のためのさまざまなルートについての説明が行われました。
 またICAOに在籍する9名の日本人職員の中から,田中鉄也・航空運送局気候変動課長と小谷由実・航空運送局航空セキュリティ導入支援開発課オフィサーにゲストスピーカーとしてご参加いただき,現在のご自身の担当業務やICAOに就職されるまでの経歴とポスト獲得のためのアドバイスについてお話いただきました。引き続いての参加者との質疑応答の場では,英語以外の国連公用語を習得することでのキャリア上のメリットや,ICAOに就職する上で予め身に付けておくべきスキルは何かといった具体的な質問が出されるなど,各参加者の関心の高さと,国際機関就職への意欲が感じられました。