第212会期 ICAO理事会(概要)
平成29年12月15日
平成29年10月6日から11月15日まで,カナダ・モントリオールのICAO本部にて第212会期理事会が開催されました。国際民間航空分野における安全や環境保護及びテロ対策をはじめとする国際航空輸送の主要な課題への取組を中心に審議が行われました。
主な審議内容
1.北朝鮮の弾道ミサイル発射に関し,日本が主導し19か国の共同提案による作業文書に基づき、繰り返される北朝鮮の行為が国際民間航空の安全に
重大な脅威を与えているとして名指しで非難し、事前通報等シカゴ条約に基づく国際標準の遵守を強く求めること等を全会一致で決定しました。
2.ICAOの推進する国際航空における温室効果ガス削減計画(CORSIA: Carbon Offsetting and Reduction Scheme for International Aviation)に関し,航空
委員会による技術審査を経た排出権取引ユニットや代替燃料に関する諸規定をはじめとする第16附属書(環境保護)第4次改正の草案について,加盟国
に意見照会を行うことで合意しました。
3.国際民間航空の保安体制強化を目的とした世界航空保安計画(GASeP: Global Aviation Security Plan)の草案が合意され,2030年には全加盟国が計画
達成率90%をクリアするという最終的な数値目標が設定されました。
4.国連テロ対策委員会及び事務局(UNCTC/UTED)との相互連携を確認し,航空保安対策強化,国境管理の厳格化を推進することで合意しました。
5.2018年10月開催予定の第13回航空航法会議(Air Navigation Conference -13)の議題及び会議構成等航空委員会からの提案を審議し,承認しました。
6.吉村源航空委員会議長の後任として,クロード・ハーレイ氏(カナダ)を選出しました。
7.ICAO事務局の管理職レベル(D2/D1)ポストにおいて,現行適用されている任期制限(原則最長8年)を維持することを確認しました。
重大な脅威を与えているとして名指しで非難し、事前通報等シカゴ条約に基づく国際標準の遵守を強く求めること等を全会一致で決定しました。
2.ICAOの推進する国際航空における温室効果ガス削減計画(CORSIA: Carbon Offsetting and Reduction Scheme for International Aviation)に関し,航空
委員会による技術審査を経た排出権取引ユニットや代替燃料に関する諸規定をはじめとする第16附属書(環境保護)第4次改正の草案について,加盟国
に意見照会を行うことで合意しました。
3.国際民間航空の保安体制強化を目的とした世界航空保安計画(GASeP: Global Aviation Security Plan)の草案が合意され,2030年には全加盟国が計画
達成率90%をクリアするという最終的な数値目標が設定されました。
4.国連テロ対策委員会及び事務局(UNCTC/UTED)との相互連携を確認し,航空保安対策強化,国境管理の厳格化を推進することで合意しました。
5.2018年10月開催予定の第13回航空航法会議(Air Navigation Conference -13)の議題及び会議構成等航空委員会からの提案を審議し,承認しました。
6.吉村源航空委員会議長の後任として,クロード・ハーレイ氏(カナダ)を選出しました。
7.ICAO事務局の管理職レベル(D2/D1)ポストにおいて,現行適用されている任期制限(原則最長8年)を維持することを確認しました。